ミシンの伝来
我が国に初めてミシンが伝わったのは1854年といわれています。
ミシンが日本へ伝わったのは色々な説がありますが、有力な説は1854年に 黒船を率いたペリー提督が十三代将軍徳川家定に献上された「SEWINGMACHINE」 (ソーイングマシン)が最初であると言われています。
ミシンの発展
縫いたいものに合わせてミシンも発展するのです。
明治10年、軍服を大量生産する必要にせまられた政府は、ミシンを輸入して 軍服の量産を行います。 明治15年頃から貴婦人の間に夜会服が流行しはじめ、19年には宮中での 儀式に女性の洋服着用も認められました。
名前の由来
ミシンはどうしてミシンと言うのでしょうか。
ミシンという言葉はカタカナなので英語のようですが、日本だけの言葉のようです。 英語で書くとミシンは「SewingMachine」(ソーイングマシン)となり、 直訳すると「縫う機械」という意味になります。 またドイツ語では機械のことを、「Menschen」(メンチェン)と言います。
アメリカでのミシン
アメリカではどのようにミシンが産まれたのでしょうか。
アメリカでは1832年、ミシンの他にも多くの発明を行ったウォルター・ハントが 2本糸によるロック・スティッチを考案します。 しかしウォルター・ハント自身はこの考案を実用化する気がなかったようで、 特許出願権も他に譲渡したため権利化されませんでした。