日本へミシンが伝来したのはいつ?

名前の由来

ミシンはどうしてミシンと言うのでしょうか。

ミシンという言葉はカタカナなので英語のようですが、日本だけの言葉のようです。 ミシンを英語で書くと「SewingMachine」(ソーイングマシン)となり、 直訳すると「縫う機械」という意味になります。 またドイツ語では機械のことを、「Menschen」(メンチェン)と言います。 ミシンは機械であるので「Machine」(マシン)の分類の1つになるのですが、 外人のマシンという発音が日本人にはミシンと聞こえる為、日本ではいつしか ミシンと呼ばれるようになったというのが定説です。 明治時代に日本で発行された新聞にミシンの広告記事がありますが、 そこに掲載されている記事にはミシンのことが「シウイングマシネ」と書かれており、 まだミシンという単語は書かれていません。 これはソーイングマシンの発音を日本人が聞こえたままに日本語で表したのでしょう。 その後日本の通訳が英語やドイツ語を日本のミシンに翻訳するとき、そしてその逆に 通訳をするときに、ミシンと発音すると外国人には「マシン」と聞こえて通用する為、 「ミシン」となったのでしょう。 このようにミシンは機械のマシンが語源で、昔の日本人が訳した外来語という ことになります。 もともとはミシンに限らず機械全般を意味するマシンという意味なのですが、 日本ではソーイングマシンのことをミシンと呼ぶようになったのです。 もし外国人の方にミシンという単語を言っても、相手には機械という意味で 伝わってしまうということですね。 今では、通販がおこなわれるほど庶民の生活に根ざしたものになりました。特に最近では、いかに初心者の方が手早く使えるかに焦点を合わせて開発がおこなわれているそうです。